京阪電気鉄道鋼索線
(男山ケーブル)
物件の所在地:京都府八幡市
あし:京阪電鉄八幡市駅より徒歩すぐ
今回の物件は京都から大阪方面に京阪電車で向かった所にある、
八幡市駅から石清水八幡宮へのアクセスとして使われている、
男山ケーブルであります。
吉田兼好の「徒然草」にはこの神社の回りにあるお寺や神社を回って、
肝心の八幡宮への参拝者を「なんで山に登る人が多いのか?」と不思議に思いながら、
そのまま寄らずに帰ってきてしまう男の話が出てきます。
「何事にも案内というのは必要なものだ」と兼好は結んでいますが、
私はそれより「好奇心の欠如した人は結局損をする」と考えています。
でも教えてあげたほうが逆に不親切だろうなあ・・・
「お前が言うまで満足していた」とか言われかねません。
それはさておき、私の行ったときは鞍馬寺の帰り、6時頃なのですが、
冬なのであたりは真っ暗というありさまでした。
しかし今度はいつ来られるか判らないので結局乗ってみる事にしました。

八幡市を降りるとこんな案内があります。
京阪特急のような色ですが、この駅には特急は止まりません。

ケーブル乗り場。
結構広い駐車場があり、参拝者で賑わう時はすごく混むんだろうと思いますが、
この時は他に人はいませんでした。

ケーブルカーの車内。
最近新造され、車内は下向きのシートが並んでいます。
蛍光灯のカバーには和紙が入れられていて光が柔らかな感じになっています。
エジソン(京都産の竹のフィラメントで電球を作った)にちなんで、
竹のイメージも取り入れられているようです。

乗務員席。
新しい車両ですが、ハンドブレーキを装備しています。

当然途中ですれ違います。
幻想的な雰囲気を狙って・・いたのではなく、
暗くてこういう写真しか撮れなかったのです。

鉄橋やトンネルのある変化に富んだ路線です。

2号。男山山上駅にて。
京阪特急のイメージが強いですが、
前面2枚窓は通勤車も連想させます。

なんと側面は5扉。
京阪5000系と同じです。
色々な車両のイメージを合わせているんだなあ・・・

車両の搬入の様子などもパネル展示されていました。
車両の交換は路線の中間に止めて行うのですね。

窓口付近のようす。
新型車両の図面も貼り出されています。

男山山上駅。
すでに真っ暗でした。

石清水八幡宮。
この矢は巨大ですね。


銘板類。
平成13年製造とのことでした。
京阪電鉄の車紋もあります。

帰りに乗ったのは1号。
あまり変わりはありません。

ケーブル八幡市駅構内にて。
ケーブルカーは往復400円でした。
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